私が今就いている職業である臨床検査技師になるには、国家試験に合格しなければならない
科目数は大きく分けて10項目だ。
私は、その中で「臨床微生物学」が好きで、得意科目の1つでもあった。
世間一般的な菌といっても細菌、カビ、ウィルスがメジャーではあるが、臨床微生物学で考えると、寄生虫や狂牛病を引き起こすプリオンなども学ばなくてはならない。

無事国家試験を合格して、最初に就職した病院で、運よく微生物の検査に携われた。
大学で学んだ教科書だけの知識では、到底業務に入れるはずもなく、分からないことばかりで、微生物検査の奥深さに圧倒されていた。日々勉強であることに間違いはないが、ずっと強制的な学習では興味が薄れていってしまう。


そんな時に出会ったのが、善玉菌や酵母などの非病原性微生物だ。普段は、病気を引き起こす病原性微生物と向き合い、検査しているが、非病原性微生物の中には自分が聞いたことのない名前の菌でも、実は普段口にしている味噌に欠かせないものであったり、健康食品として名高いユーグレナなども含まれる。

もちろん、臨床微生物学が、医療系(医師・看護師・薬剤師など)国家試験の合格に近づく一歩ではあるが、

科目が苦手であったり、これから勉強する上で、少しでも取り掛かりやすく、馴染みやすい情報を発信して微生物学が少しでも好きになってくれたら本望だ!!

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