うわ~っと思った方!!そんな邪険にしないで!!
抗生物質関連は学生時代私自身も苦手で、ICT(Infection Control Team)に加入した際、抗菌薬ラウンドという抗生剤の適正使用を会議する場があったため、必然的に克服せざるを得なかった。
ということは、抗生物質関連は少なからず誰しもが病院に就職した際、直面してしまう事柄なのかもしれないと気付いていただきたい。
抗生剤とは?
基礎的な部分のみ紹介していきたい。
微生物学では、抗菌薬(約150種類)と称していて、種類がある。
・抗細菌薬:細菌をやっつける。抗菌薬の主。種類も多く覚えるの大変
細胞壁合成阻害・蛋白質合成阻害・細胞質膜障害・DNA複製阻害などがある
さらに、殺菌的作用・静菌的作用に分けられる
・抗結核薬:結核菌に対する抗菌薬は個別普通の抗細菌薬ではなく、別の抗菌薬が多剤併用で使用される
・抗真菌薬:カビをやっつける。
水虫や頭部・体部白癬では外用薬
真菌性髄膜炎、真菌性の敗血症、爪水虫は内服や注射による全身投与がある
口腔カンジダ治療に関しては、外用・内服それぞれあるため注意
・抗ウィルス薬:ウィルスをやっつける
基本的に風邪等では用いない。ヘルペスウィルスやHIVに対して使用する
ざっくりと分けてみた。
国家試験対策においても、200問中、1~2問しか出ない範囲ではあるが、1点、2点で泣く学生も毎年いる。
耐性菌等も含めるとさらに出題範囲は広くなる。
全ての抗菌薬を覚える必要はないし、薬剤名も種類によって似ている名前を付けてくれている。
次回からできるだけ、分かりやすく説明できればと思う。